令和5年度の当組合の業績は次のとおりです。組合員の皆様をはじめ、お客様のご支援にお礼申し上げます。
令和5年度の期末預金残高は、大口の地方公共団体預金の払戻し等があり、1,389億円と前期末比79億円の減少となりました。
役職員一丸となって貸出増強に努めた結果、期中26億円増加し、期末残高は、1,011億円となりました。
貸出金利息収入は前年度比20百万円増加しましたが、金利上昇懸念により債券購入を抑制したため、有価証券利息配当金が15百万円減少したこと等を主因に資金利益は1百万円減少しました。また、ビジネスマッチング手数料収入の増加や、経費抑制に努めたこと等により「コア業務純益」は335百万円を確保することができました。当期純利益は償却債権取立益や不良債権の減少等による貸倒引当金の戻入れ等により、前期比50百万円増加の323百万円となりました。その結果、9期連続での配当を実現することができました。
金融機能強化法の活用により、自己資本額は大きく増加しており、令和6年3月末現在の自己資本比率は、12.71%となり、健全性の基準である4%を大幅に上回っており、財務基盤は磐石なものとなっております。
(単位:百万円、%)
令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | |
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預金積金残高 | 132,403 | 138,521 | 146,951 | 138,993 |
出資金残高 | 8,086 | 8,095 | 8,098 | 8,126 |
貸出金残高 | 92,051 | 96,271 | 98,552 | 101,156 |
有価証券残高 | 24,815 | 21,877 | 18,740 | 14,889 |
資金利益 | 1,628 | 1,659 | 1,678 | 1,677 |
コア業務純益(※) | 209 | 248 | 329 | 335 |
業務純益 | 151 | 206 | 328 | 334 |
当期純利益 | 221 | 198 | 273 | 323 |
自己資本比率(単体) | 12.24 | 12.31 | 12.26 | 12.71 |
※コア業務純益は、有価証券等の売却損益や償却費用、貸出金償却及び個別貸倒引当金繰入額等を除いた損益です。